WordPressでユーザー登録をする際、1ユーザーに対して1つのメールアドレスが必要、またメールアドレスは重複すると登録することは出来ません。
これは間違って登録されないよう、また悪意あるユーザーから登録を防ぐためのWordPressのシステムになります。
普段、個人でサイトやブログを運営している場合は、複数のユーザーを登録する場面はなかなかないかと思います。
私も個人で運営しているサイトなどでは1アカウントに重複しないメールアドレスを割り振っております。
ですが、テストサイトなどを管理しているときに、「権限のテスト」や「権限別による画面の違い、機能の違い」を知るために複数のアカウントで1つの捨てアドを使うときがあります。
今回はそんな「1つのメールアドレスで複数のユーザー登録をしたい」方向けの記事となります。
先に述べた通り、重複出来ないのはWordPressの方で悪意あるユーザーから登録を防ぐためでもありますので、今回のプラグインをもし導入するのであれば自己責任でお願い致します。
Allow Multiple Accountsとは
同じメールアドレスでユーザー登録を行うと下記の画像のように「このメールアドレスはすでに登録されています。他のアドレスを選んでください。」と表示されます。
Allow Multiple Accountsは、上記の機能を制御し1つのメールアドレスを登録することが可能にするプラグインです。
Allow Multiple Accountsの使い方
インストール方法
新規プラグイン > Allow Multiple Accounts を検索し、インストール後に有効化をクリック。
管理画面の「ユーザー」に「Allow Multiple Accounts」の項目が追加されていると思います。これでOKです!
Allow Multiple Accountsの使い方
Allow Multiple Accountsは特に設定をする必要はありません。
設定ページの「Allow multiple accounts for everyone?」部分にチェックを入れ保存(Save Changes)すれば設定完了です。
その他の設定
その他の設定ですと下記の画像(日本語 翻訳済み)、アカントの制限数を設定したり、設定してるメールアドレスのみ複数のアカウントを持つことができるようです。
Account limit | The maximum number of accounts that can be associated with a single email address. Leave blank to indicate no limit. 1つのメールアドレスに関連付けることができるアカウントの最大数。制限がないことを示すために空白のままにします。 |
Multi-account email addresses | If the checkbox above is unchecked, then only the email addresses listed here will be allowed to have multiple accounts. Define one per line. 上記のチェックボックスがオフの場合、ここにリストされているメールアドレスのみが複数のアカウントを持つことができます。1行に1つずつ定義します。 |
最後に
如何でしたか?複数のアカウントを1つのメールアドレスで管理…というのはあまり機会がないかと思いますが、もしメールアドレスの件でお悩みの方は一度検討してみては如何でしょうか?
今回は短いですがこれまでとさせていただきます。
お疲れさまでした。
また次回!